F1やGTなど大きなカテゴリのモータースポーツは、なかなか単なるクルマ好きが参戦するには遠すぎる存在ですが、国内でも今すぐ参加できる競技からちょっと頑張れば参加できるものまでさまざまあります。しかしながら、モータースポーツ関連の情報発信は十分とは思えず……長野県でカーライフを楽しむ中でこれから「競技に参戦したい」と思った方々、情報が見つからずにつまずいてしまわないようにしたい。
わたしができることは……と考えて、とにかくインターネット上にモータースポーツにかかわる記録などを放流しておこう。というカテゴリの「お伝えしたいこと」です。

2024年5月26日。長野県飯田市にある『さるくらモータースポーツランド』にて開催された、JAF開催のオートテストに参加してきました。(主催クラブは、ホソカワレーシングオブレーシング)
オートテストって?
オートテストは、普段乗っている愛車で、ヘルメットもグローブもレーシングスーツも必要ない、普段着のまま参加できる自動車競技です。パイロン等で指定されたコースをいかに正確かつ速く走れるかを競います。
https://motorsports.jaf.or.jp/enjoy/autotest
参加費用は5,000円前後。参加賞があったり、入賞するとメダルや賞状、景品があることもあります。
参加回数などでクラス分けがなされているので、はじめて参加組(このとき私がエントリーしたのも未経験者が集まるビギナークラス)からエキスパートクラスまで経験・技量に合わせて分けられているので、肩を並べて競技ができます。
似た競技にジムカーナがありますが、オートテストではヘルメットなどの安全装備を必要としないため最高速度の自主規制があり、マニュアル車だと1速2速とリバースのみで走りきるようなコースレイアウトです。最高速も速くなく、難しいカーブもないので、危険はほとんどありません。(当たっても相手はパイロンです)

教習所のようなコース。シグナルは緊張します。
今回の会場、さるくらモータースポーツランドは、いわゆるジムカーナ場です。見た印象は、坂道発進やS字クランクのない教習所のようです。左手ののぼりのあたりからスタートし、パイロンの間をスラロームしたり、所定位置からバック駐車したりして、右手ののぼりへ向かってゴールします。
コース内には1台ずつ進入するので、計測中は自分とのたたかいです。
スターターの方の指示でスタート位置につき、前の走行が終わるとシグナルが点灯します。
緊張感が高まります。
コース図を手渡されるので、そのレイアウトを覚える必要があります。図だけでは覚えられないので、慣熟歩行と呼ばれる、コース内を歩いてまわる時間が設定されています。
そのあと、練習走行があり、計測1本目、計測2本目と進みます。計測のどちらか速い方を用いて順位づけがなされます。練習走行の回数や慣熟歩行の時間などは開催地や主催団体によってさまざまです。

この日は、JMRC甲信ジムカーナシリーズも同時開催されており、チューニングやカスタマイズがなされた競技車も並んでいました。
日常的にスポーツを楽しんでいる方を除くと、自分の力だけで「勝った/負けた」がはっきりする機会も少ないように思います。非常に有意義な時間でした。